DOウティエル・レケーナを応援して下さる日本のワイン・ファンのみなさま
この度はDOウティエル・レケーナが含まれるバレンシア州の集中豪雨及び大洪水に際し、多くの日本の皆さまにご心配いただきましたことを心より感謝申し上げます。時間を要することと思いますが、統制委員会も全力を尽くして復旧に携わってまいります。今後も変わることなくご支援いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
DOウティエル・レケーナ統制委員会
ブドウ栽培、ワイン醸造、販売の3分野のスペシャリスト3人が集まって作ったのが「ボデガス・イスパノ+スイサス」です。ラファエル・ナバロは土地と環境に順応したブドウ栽培の伝統と、国際品種を取り入れる新しい感覚との融合にかけてはDOウティル・レケーナにおける草分け的存在です。
パルロ・オソリオは技術的にすべてをカバーする醸造家ですが、コミュニケーション能力に長けています。スペイン有数のワイン関連委員会のメンバーでもあり、SNSを活用して消費者にワインの文化を伝えようとしています。
マルク・グリンはスイス生まれで、長年ワインの輸出販売を担当してきています。このワイナリーの企業イメージをデザインしているのは彼です。
スペイン人とスイス人が設立した会社ということでワイナリーは「ボデガス・イスパノ+スイサス」と名付けられています。
現代のワイン愛好家の志向に合わせ、高品質でありながら手の届く価格の製品造りたい、他とは違う、けれども消費者に分かりやすい傑作ワインを生み出したいというのが目標です。正しい剪定から、注意と忍耐を擁する収穫、樽の使い方、的確なクパージュまで、日々の努力から良いワインは生まれるという観点を失わず、適度なスノッブさを持ちながらワイン造りに臨んでいます。
代表的なワインは「ボボス・フィンカ・カサ・ラ・ボラチャ」です。DOウティエル・レケーナの代表的な地場品種ボバル100%。樹齢80年以上で、1haあたり1600本しか植わっていないオーガニック栽培の畑のなかから選別された最高品質の果実だけで造られています。400ℓのフレンチオーク樽で発酵し、MLFも400ℓのフレンチオーク樽で行い、後に300ℓのフレンチオーク樽で10か月熟成しています。
地場品種と国際品種とのブレンド「スぺリウス/クオド」にはやはり古木のボバルとシラー、メルロー、カベルネ・フランが使われています。20か月別々に樽熟した後、ブレンドしてさらにフレンチオーク樽で10か月熟成しています。
他に「バスス・ピノ・ノアール」「バスス・ドゥルセ(ピノ・ノアールの甘口)」と「アルバリーニョ/フィンカ・カサ・フリア」というアルバリーニョ100%の白ワインがあります。